シラバス参照

授業科目名 和服造形Ⅰ 
単位数
講義コード 2024 
授業担当者氏名

金子真希(カネコ マキ)




授業の到達目標
1.和服独自の直線を主体とする構成や、その名称が理解できる。
2.ゆかたの製作を通して、和服の構成方法を習得できる。
3.実物製作を通して、服飾造形基礎で習得した基礎技術を基に、構成方法に合う基礎技術を適切に活用することができる。
4.ゆかたを自分で着装できるように着付けが習得できる。 
授業概要
 和服は長い歴史の中で育まれ、受け継がれてきた日本独自の文化の一つである。芸術性、優美性、合理性にすぐれた和服は、国際社会のなかで、日本の民族衣装として、誇りをもち行動できる衣服である。
 和服造形Ⅰは、和服独自の直線を主体とする構成方法を習得する事を目的に、大裁女物単長着(裏のつかない女性用のきもの)の中から和服構成の基本であるゆかたを製作する。
 夏のファッションアイテムとして、人気のあるゆかたを自分で着装できるように着つけを習得する。
 高等学校家庭科教員資格に必要な内容を学習する。

※1年次前期開講科目で、高等学校家庭科教員資格必修科目である。 
授業計画
第1回 授業目的、内容の説明
材料の選び方、基礎知識、技術の説明 
第2回 基礎知識の説明    (次回からの実習に必要な基礎知識の確認を行う)
採寸・寸法の割り出し 
第3回 製作実習 裁ち方 
第4回 製作実習 袖の標付けと縫い方 
第5回 製作実習 身頃の標付けと背縫い 
第6回 製作実習 肩当て、居敷当ての作り方と付け方
     脇縫い 
第7回 製作実習 脇縫い代の始末    (袖の提出) 
第8回 製作実習 衽の標付けと衽付け
     衿下絎けと裾絎け 
第9回 製作実習 ばち衿の標付けと衿付け 
第10回 製作実習 衿のアイロンかけ、芯の入れ方、衿幅の折り方 
第11回 製作実習 衿先の作り方
     裏衿の絎け方 
第12回 製作実習 袖の標付けと袖付け 
第13回 製作実習 共衿の標付けとかけ方 
第14回 製作実習 仕上げ、提出 
第15回 各自ゆかたを着装して帯結びをし、寸法や柄合わせなどを確認する
作品発表と写真撮影をおこなう 
授業外学修
【受講開始前】日本の民族衣装である「きもの」について興味を持つこと。
       疑問点があったら質問の用意をしておくこと。

【受講開始後】毎実習時間ごとの説明箇所まで終了し、次回の授業時に説明箇所の実習がスムーズにおこなえるようにすること。 
評価方法
詳細は第1回目の授業で説明する。
作品70%、平常点30%を総合して評価する。完成した作品が評価の対象である。 
教科書等
1回目の授業で配布する。 
その他
裁縫用具一式を準備し、教材は各自で購入する。(詳細は一回目の授業で説明する。説明を聞いてから準備、購入をすること)
尚、和裁用具の扱い方、基礎技術の習得は服飾造形基礎で行う。 
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