授業の到達目標
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1.和服独自の直線を主体とする構成や、その名称が理解できる。 2.ゆかたの製作を通して、和服の構成方法を習得できる。 3.実物製作を通して、服飾造形基礎で習得した基礎技術を基に、構成方法に合う基礎技術を適切に活用することができる。 4.ゆかたを自分で着装できるように着付けが習得できる。
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授業概要
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和服は長い歴史の中で育まれ、受け継がれてきた日本独自の文化の一つである。芸術性、優美性、合理性にすぐれた和服は、国際社会のなかで、日本の民族衣装として、誇りをもち行動できる衣服である。 和服造形Ⅰは、和服独自の直線を主体とする構成方法を習得する事を目的に、大裁女物単長着(裏のつかない女性用のきもの)の中から和服構成の基本であるゆかたを製作する。 夏のファッションアイテムとして、人気のあるゆかたを自分で着装できるように着つけを習得する。 高等学校家庭科教員資格に必要な内容を学習する。
※1年次前期開講科目で、高等学校家庭科教員資格必修科目である。
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授業計画
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第1回
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授業目的、内容の説明 材料の選び方、基礎知識、技術の説明
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第2回
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基礎知識の説明 (次回からの実習に必要な基礎知識の確認を行う) 採寸・寸法の割り出し
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第3回
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製作実習 裁ち方
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第4回
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製作実習 袖の標付けと縫い方
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第5回
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製作実習 身頃の標付けと背縫い
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第6回
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製作実習 肩当て、居敷当ての作り方と付け方 脇縫い
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第7回
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製作実習 脇縫い代の始末 (袖の提出)
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第8回
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製作実習 衽の標付けと衽付け 衿下絎けと裾絎け
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第9回
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製作実習 ばち衿の標付けと衿付け
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第10回
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製作実習 衿のアイロンかけ、芯の入れ方、衿幅の折り方
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第11回
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製作実習 衿先の作り方 裏衿の絎け方
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第12回
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製作実習 袖の標付けと袖付け
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第13回
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製作実習 共衿の標付けとかけ方
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第14回
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製作実習 仕上げ、提出
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第15回
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各自ゆかたを着装して帯結びをし、寸法や柄合わせなどを確認する 作品発表と写真撮影をおこなう
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授業外学修
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【受講開始前】日本の民族衣装である「きもの」について興味を持つこと。 疑問点があったら質問の用意をしておくこと。
【受講開始後】毎実習時間ごとの説明箇所まで終了し、次回の授業時に説明箇所の実習がスムーズにおこなえるようにすること。
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評価方法
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詳細は第1回目の授業で説明する。 作品70%、平常点30%を総合して評価する。完成した作品が評価の対象である。
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教科書等
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その他
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裁縫用具一式を準備し、教材は各自で購入する。(詳細は一回目の授業で説明する。説明を聞いてから準備、購入をすること) 尚、和裁用具の扱い方、基礎技術の習得は服飾造形基礎で行う。
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ファイル
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