授業の到達目標
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繊維製品に行われている染色、加工に関する科学的な知識を深め、購入時の適切な選択や日常の適切な取扱いができるようにする。
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授業概要
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生活を潤し、個性を発揮する上で衣服の色は重要である。 衣服の素材を染色加工する際の基礎となる染料・顔料の種類と性質、それらによる繊維の染着原理および染色の工程について講義する。さらに、取扱いに関して重要な染色物の堅ろう性(水や洗濯、汗、摩擦、光など外界の影響に対しどの程度変色・退色するか、あるいは抵抗性があるか)、その試験法について学ぶ。
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授業計画
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第1回
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序論(染色とは) 色(光と色、測色と表色)
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第2回
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染料の種類(1)天然染料(植物染料、動物染料、鉱物染料)
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第3回
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染料の種類(2)合成染料と化学構造の分類
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第4回
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薬剤、水、前処理工程(糊抜き、精練、漂白、増白)、まとめ
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第5回
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タンパク質繊維を染める染料(酸性染料、酸性媒染染料)
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第6回
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セルロース繊維を染める染料(1)(直接染料、反応染料)
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第7回
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セルロース繊維を染める染料(2)(バット染料、ナフトール染料)
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第8回
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合成染料を染める染料(カチオン染料、分散染料)
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第9回
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染色の基礎理論、まとめ
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第10回
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染色条件(時間、温度、浴比、濃度)
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第11回
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染色技法(浸染と捺染)、染色装置
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第12回
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染色物の堅ろう性
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第13回
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染色堅ろう度試験(洗濯、摩擦、汗、光等)
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第14回
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色に関わるトラブル事例、仕上げ加工
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第15回
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まとめ
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授業外学修
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プリントを配布するので、予習復習すること。 授業中に小テストを行うので、学んだことを確認し、必ず復習すること。
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評価方法
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評価は以下の4項目を総合して行う。 ①中間小テストⅠ(15%)、②中間小テストⅡ(15%)、③期末テスト(50%)、④平常点(20%)
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教科書等
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その他
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身近な自分の衣服を中心に、その素材がどのように染色されているか、どのような性質を持っているか、先人の染色に関する技術・研究はどのように発展してきたのかに関心を持ちましょう。 予習復習を行い授業に出席すること。
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ファイル
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