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授業科目名 染色加工学 
単位数
講義コード 2042 
授業担当者氏名

牟田綠(ムタ ミドリ)




授業の到達目標
 繊維製品に行われている染色、加工に関する科学的な知識を深め、購入時の適切な選択や日常の適切な取扱いができるようにする。 
授業概要
 生活を潤し、個性を発揮する上で衣服の色は重要である。
衣服の素材を染色加工する際の基礎となる染料・顔料の種類と性質、それらによる繊維の染着原理および染色の工程について講義する。さらに、取扱いに関して重要な染色物の堅ろう性(水や洗濯、汗、摩擦、光など外界の影響に対しどの程度変色・退色するか、あるいは抵抗性があるか)、その試験法について学ぶ。 
授業計画
第1回 序論(染色とは) 色(光と色、測色と表色) 
第2回 染料の種類(1)天然染料(植物染料、動物染料、鉱物染料) 
第3回 染料の種類(2)合成染料と化学構造の分類 
第4回 薬剤、水、前処理工程(糊抜き、精練、漂白、増白)、まとめ 
第5回 タンパク質繊維を染める染料(酸性染料、酸性媒染染料) 
第6回 セルロース繊維を染める染料(1)(直接染料、反応染料) 
第7回 セルロース繊維を染める染料(2)(バット染料、ナフトール染料) 
第8回 合成染料を染める染料(カチオン染料、分散染料) 
第9回 染色の基礎理論、まとめ 
第10回 染色条件(時間、温度、浴比、濃度) 
第11回 染色技法(浸染と捺染)、染色装置 
第12回 染色物の堅ろう性 
第13回 染色堅ろう度試験(洗濯、摩擦、汗、光等) 
第14回 色に関わるトラブル事例、仕上げ加工 
第15回 まとめ 
授業外学修
プリントを配布するので、予習復習すること。
授業中に小テストを行うので、学んだことを確認し、必ず復習すること。 
評価方法
評価は以下の4項目を総合して行う。
①中間小テストⅠ(15%)、②中間小テストⅡ(15%)、③期末テスト(50%)、④平常点(20%) 
教科書等
プリントを配布する。 
その他
身近な自分の衣服を中心に、その素材がどのように染色されているか、どのような性質を持っているか、先人の染色に関する技術・研究はどのように発展してきたのかに関心を持ちましょう。
予習復習を行い授業に出席すること。 
ファイル


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