シラバス参照

授業科目名 服飾造形Ⅳ 
単位数
講義コード 2192 
授業担当者氏名

髙水伸子(タカミズ ノブコ)




授業の到達目標
1.基本的な総裏付きジャケットの製作を通して、より専門的な製作技術が習得できる。
2.厚みのある素材のためのパターン展開、美しいシルエットを表現するための副資材使用、蒸気アイロンの多用など、重衣料と呼ばれる服種ならではのテクニックが習得できる。 
授業概要
初めて作るジャケットとして、無地の中肉ウールを用い、最も基本的なデザインを手掛ける。
各種ジャケットのデザインや名称について知識を深め、2枚袖・衿や見返しのしくみ、裏地のパターン展開と、合理的な縫製方法について学ぶ。
厚みのある素材の扱い方、アイロンワークによるくせとり方法、接着芯などの副資材の選定方法、体形に合わせたシルエット作り、プレス機を使用した接着方法など、重衣料の基本的な知識と製作技術を修得するとともに、より専門的な応用力を養う。 
授業計画
第1回 ジャケット製作の流れと使用素材に関するガイダンス
各自の採寸
各種ジャケットの製図(縮尺および実物大)
各自のジャケットのシーチングによる仮縫い準備
ポケット部分縫い説明と実習 
第2回 各自ジャケットのシーチングによる仮縫い実習・補正・パターン修正実習
ポケット部分縫い説明と実習
表地の地直し説明とデモンストレーション 
第3回 各自ジャケットのシーチングによる仮縫い実習・補正・パターン修正実習
ポケットの部分縫いの提出
表地の地直し 
第4回 プレス機の使用方法の説明
前身頃の本布粗裁ちと芯地の接着 後ろ身頃の本布裁断 
第5回 衿・二枚袖のドラフティング
本縫い準備
身頃表地の本布裁断としるしつけ 
第6回 本縫い実習
前身頃と細腹本縫い・ポケット付け 
第7回 衿・見返し・裏地のパターン展開・裁断
袖・衿の裁断 
第8回 本縫い実習
二枚袖作り(袖口始末を含む)・袖付け・中間仮縫い 
第9回 本縫い実習
袖の裏地の裁断 
第10回 本縫い実習 
裏地の縫製 
第11回 本縫い実習
衿ぐり始末あるいは衿付け、中とじ、裾始末の説明  
第12回 本縫い実習
裄わたと肩パッドつけ 
第13回 本縫い実習
まとめ作業 
第14回 本縫い実習
まとめ作業・ボタンホール・ボタン付け・仕上げ 
第15回 着装発表 評価、作品提出 
授業外学修
授業前:ウールの裏付きジャケットを製作することを前提として、布地を下見しておく(購入はまだ)
初回授業は採寸できる服装で授業に臨むこと
1,2年次のノート・教科書・プリント等を復習しておくこと 
教科書『コーディネートテクニックアパレル編Ⅱ』のジャケットのページを予習しておくこと   
評価方法
提出物(パターン・部分縫い・ジャケット)のできばえを70%、平常点(取り組みの姿勢・意欲)を30%として総合的に評価する。 
教科書等
プリント等を授業で配布する。
文化ファッション体系ファッション流通講座⑥「コーディネートテクニック アパレル編Ⅱ(商品構成)」 
その他
初回の授業は、ガイダンスだけでなく、部分縫いを含めて盛りだくさんの内容なので、必ず出席すること。ジャケット製作は完成までに長時間を要するので、全回出席を前提として授業を進行する。やむを得ない理由で欠席したときには、次の授業までに遅れを取り戻すこと
進度により、日程及び内容を変更する場合もある 
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