授業の到達目標
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1.基本的な総裏付きジャケットの製作を通して、より専門的な製作技術が習得できる。 2.厚みのある素材のためのパターン展開、美しいシルエットを表現するための副資材使用、蒸気アイロンの多用など、重衣料と呼ばれる服種ならではのテクニックが習得できる。
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授業概要
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初めて作るジャケットとして、無地の中肉ウールを用い、最も基本的なデザインを手掛ける。 各種ジャケットのデザインや名称について知識を深め、2枚袖・衿や見返しのしくみ、裏地のパターン展開と、合理的な縫製方法について学ぶ。 厚みのある素材の扱い方、アイロンワークによるくせとり方法、接着芯などの副資材の選定方法、体形に合わせたシルエット作り、プレス機を使用した接着方法など、重衣料の基本的な知識と製作技術を修得するとともに、より専門的な応用力を養う。
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授業計画
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第1回
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ジャケット製作の流れと使用素材に関するガイダンス 各自の採寸 各種ジャケットの製図(縮尺および実物大) 各自のジャケットのシーチングによる仮縫い準備 ポケット部分縫い説明と実習
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第2回
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各自ジャケットのシーチングによる仮縫い実習・補正・パターン修正実習 ポケット部分縫い説明と実習 表地の地直し説明とデモンストレーション
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第3回
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各自ジャケットのシーチングによる仮縫い実習・補正・パターン修正実習 ポケットの部分縫いの提出 表地の地直し
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第4回
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プレス機の使用方法の説明 前身頃の本布粗裁ちと芯地の接着 後ろ身頃の本布裁断
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第5回
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衿・二枚袖のドラフティング 本縫い準備 身頃表地の本布裁断としるしつけ
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第6回
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本縫い実習 前身頃と細腹本縫い・ポケット付け
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第7回
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衿・見返し・裏地のパターン展開・裁断 袖・衿の裁断
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第8回
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本縫い実習 二枚袖作り(袖口始末を含む)・袖付け・中間仮縫い
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第9回
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本縫い実習 袖の裏地の裁断
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第10回
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本縫い実習 裏地の縫製
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第11回
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本縫い実習 衿ぐり始末あるいは衿付け、中とじ、裾始末の説明
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第12回
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本縫い実習 裄わたと肩パッドつけ
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第13回
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本縫い実習 まとめ作業
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第14回
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本縫い実習 まとめ作業・ボタンホール・ボタン付け・仕上げ
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第15回
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着装発表 評価、作品提出
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授業外学修
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授業前:ウールの裏付きジャケットを製作することを前提として、布地を下見しておく(購入はまだ) 初回授業は採寸できる服装で授業に臨むこと 1,2年次のノート・教科書・プリント等を復習しておくこと 教科書『コーディネートテクニックアパレル編Ⅱ』のジャケットのページを予習しておくこと
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評価方法
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提出物(パターン・部分縫い・ジャケット)のできばえを70%、平常点(取り組みの姿勢・意欲)を30%として総合的に評価する。
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教科書等
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プリント等を授業で配布する。 文化ファッション体系ファッション流通講座⑥「コーディネートテクニック アパレル編Ⅱ(商品構成)」
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その他
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初回の授業は、ガイダンスだけでなく、部分縫いを含めて盛りだくさんの内容なので、必ず出席すること。ジャケット製作は完成までに長時間を要するので、全回出席を前提として授業を進行する。やむを得ない理由で欠席したときには、次の授業までに遅れを取り戻すこと 進度により、日程及び内容を変更する場合もある
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ファイル
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