シラバス参照

授業科目名 地学A 
単位数
授業形態 講義 
講義コード 2948 
授業担当者氏名

青木寿史(アオキ ヒサシ)




授業の
到達目標
(ディプロマポリシーとの関連)
 時間と空間のスケールが極めて広い分野である地球宇宙科学について,さまざまな地学現象を整理し,混乱なく理解できる。(DP2・DP5)
 地球規模の環境,地域的な環境の課題を考察するための基礎として,循環する地球システムを包括的にとらえることができる。(DP2・DP5)
 宇宙における太陽と地球の姿を理解し,地球環境と人類の将来像に関連づけることができる。(DP1・DP7) 
授業概要
 地学(地球宇宙科学)は,地球物理学,地質学,岩石学,気象学,天文学等々,多岐にわたる領域を融合した総称である。地学を理解し,深化するには,広い視野が必要である一方,さまざまなアプローチの仕方からの取り組みが可能である。
 自然科学の応用的な領域である地学は,物理学,化学,生物学を基礎として成立する。本講では,環境科学を今後深めていく基礎の講義として,ICTや標本,模型を活用しながら地学全般を広く浅く扱うこととする。
 人類は,手の届かない地球の内部や宇宙の現象を,手元で得られる情報だけから解明してきた。そして,地学は人類と自然環境の将来像を見据えている。講義をとおし,自然の驚異と人間の偉大さを感じてもらいたい。 
教育課程内の位置づけ 環境教育学科 専門教育科目 専門基礎科目 1年 選択科目 
授業におけるアクティブな特徴
特徴 該当
A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり  
B:課題解決型(PBL)連携なし  
C:討議(ディスカッション、ディベート等)  
D:グループワーク  
E:プレゼンテーション  
F:実習、フィールドワーク  
G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)  
H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)   ○ 
I:反転授業  
J:外国語のみで行われる授業  
授業計画
第1回 宇宙の中の地球(地学のスケール,地球観) 
第2回 地球内部の構造と現象(丸い地球,重力と地磁気) 
第3回 プレートテクトニクス(大陸移動からプレート論へ) 
第4回 火山活動(火山分布と噴火過程,富士山) 
第5回 地震活動(地震のエネルギー,震動の特徴) 
第6回 地球環境と古生物の関わり(酸素生成,炭素循環) 
第7回 固体地球のまとめ 
第8回 大気の構造と水の変化(水と気象,人為的要因と環境) 
第9回 大気の運動と日本の気象(風の吹き方,偏西風の流れ) 
第10回 海洋の現象と気候変動(波と潮汐,深層循環と気候) 
第11回 太陽系の天体と暦(太陽系の小天体,時間の単位) 
第12回 恒星の性質と進化(光から読みとる情報,恒星の分類) 
第13回 宇宙のなりたち(階層構造,宇宙の誕生と進化) 
第14回 流体地球と宇宙のまとめ 
授業外学修
予習(事前学修)
各授業    地学は物理学・化学・生物学と関連づけることができるので,毎回の授業単元ごとに,関連する高校までの基礎的内容を振り返り,ノートに記入する。
 地球環境や宇宙に関する新しい情報を常に得るように心がけ,自然災害のニュースを意識して見聞きし,人間活動との関わりをノートに記録しておく。 
[平均100分] 
授業外学修
復習(事後学修)
各授業    授業の内容を深めるため,関連する項目について教科書等を参考にしてノートに記入する。また,指示された課題を完成させ,提出する。 
[平均100分] 
評価方法
試験 80%
提出物(課題) 10%
平常点 10% 
教科書等
『ニューステージ地学図表』(浜島書店)2020年度版 815円(税別)
(数年前までに発行されたものを持ってきてもよい) 
課題に対するフィードバックの方法
提出された課題に対する講評や振り返りは,次の授業の中で行う。 
その他
色鉛筆(数色),定規,電卓があると便利である。
その他,授業中の課題作業に文房具が必要なときは,前の授業で連絡する。 
授業担当者の実務経験の有無
なし 
授業担当者の実務経験の内容
ファイル


PAGE TOP