シラバス参照

授業科目名 地学B 
単位数
授業形態 講義 
講義コード 2974 
授業担当者氏名

青木寿史(アオキ ヒサシ)




授業の
到達目標
(ディプロマポリシーとの関連)
流体としての地球で見られる大気と海洋の現象を整理して理解し,地球環境や気候変動の因果関係を結びつけることができる。(DP2・DP5)
宇宙のおける天体の成り立ちについて,光から物理量を推定する手法を的確にとらえ,宇宙の進化に関連づけることができる。(DP2・DP5)
自然に対して関わる人間の考え方を理解し,宇宙の中の地球で生きる人類のあり方を考察できる。(DP1・DP7) 
授業概要
本講では,地学(地球宇宙科学)の中から,気象学・海洋学と天文学の領域を中心に扱う。
大気の現象は,私たちの生活に直結しており,ミクロな渦からグローバルな循環まで複雑に絡み合い,物質を介して海洋の影響も受けている。自然の変動範囲に加えて人間活動が関与する気候変動は,気象災害を頻発化させ,環境問題へとつながる。これらの事象について,人間生活の視点からもアプローチする。
また,宇宙や天体の姿を知ることは,地球に生きる私たち人類の長い将来を考えることにつながる。実際に行くことのできない宇宙の情報は,長年かけて地球に届く光を分析する。人類が見いだした分析の知恵をICTも活用しながら紹介し,生活にどのように関わってきたかも解説していく。 
教育課程内の位置づけ 環境教育学科 専門教育科目 専門基礎科目 2年 選択科目 
授業におけるアクティブな特徴
特徴 該当
A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり  
B:課題解決型(PBL)連携なし  
C:討議(ディスカッション、ディベート等)  
D:グループワーク  
E:プレゼンテーション  
F:実習、フィールドワーク  
G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)  
H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)   ○ 
I:反転授業  
J:外国語のみで行われる授業  
授業計画
第1回 大気環境の変遷(地表と上空の大気組成,二酸化炭素・酸素の歴史) 
第2回 炭素循環と温暖化(海洋との関わり,二酸化炭素の吸収) 
第3回 地球の熱収支と大循環(大気循環と気候,環流) 
第4回 雲の発達と降水過程(豪雨の原因と地形,治水) 
第5回 低気圧のエネルギー(低気圧のエネルギー源,台風の変遷) 
第6回 気候の変動と遠因関係(エルニーニョ,北極振動) 
第7回 大気と海洋のまとめ 
第8回 地球の自転と公転(地球自転・公転の証拠,歳差と占星術) 
第9回 惑星の配置と観測(惑星の視運動,惑星現象) 
第10回 恒星の明るさと距離(恒星の等級・光度・距離の関係) 
第11回 恒星の物理量(恒星の色・大きさ・質量,核融合と恒星の寿命) 
第12回 宇宙の階層(分子,星団,銀河と銀河回転) 
第13回 宇宙の進化と生命探査(宇宙の膨張と進化,生命探査計画) 
第14回 宇宙のまとめ 
授業外学修
予習(事前学修)
各授業    地球環境や宇宙に関する新しい情報を常に得るように心がける。また,気象情報や自然災害のニュースを意識して見聞きし,人間活動との関わりを考える。これらについて,ノートに記録する。 
[平均100分] 
授業外学修
復習(事後学修)
各授業    授業の内容を深めるため,関連する項目について教科書等を参考にしてノートに記入する。また,指示された課題を完成させ,提出する。 
[平均100分] 
評価方法
試験 80%
提出物(課題) 10%
平常点 10% 
教科書等
『ニューステージ新地学図表』(浜島書店)2019年度版
(1年前期の地学Aで使ったテキストである。数年前までに発行されたものや2020年度版でもよいが,授業では2019年度版でページ指示する) 
課題に対するフィードバックの方法
提出された課題に対する講評や振り返りは,次の授業の中で行う。 
その他
色鉛筆(数色),定規,関数電卓があると便利である。
その他,授業中の課題作業に文房具が必要なときは,前の授業で連絡する。 
授業担当者の実務経験の有無
なし 
授業担当者の実務経験の内容
ファイル


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