授業の 到達目標 (ディプロマポリシーとの関連)
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生態学は同種個体間相互作用、種間関係、群集レベル、環境と生物の相互作用を取り扱う生物学の一分野である。個々の生き物たち若しくは生き物たちの集まりが見せる時間的・空間的・機能的な構造を明らかにする科学と言い換えても良い。そしてこれらの生態学的なデータ(情報)を解析し分かりやすい形に加工、さらにプレゼンテーションする過程は、情報科学Information Scienceの側面も併せ持っている。
これらのことをふまえこの講義では、以下のことを到達目標とします。
生態学的なデータの種類は多彩であるが、それぞれの性質に合わせ、適切な解析方法を選択することができる。 目的にあわせて、グラフを作成することができる。 データ解析の結果を、的確に読み取ることができる。
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授業概要
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この講義では生態学を理解することを目的に、生態学的なデータの解析法、作図法を含めた表現法、データ解釈の基礎的な方法を学ぶ。この過程で、必要な統計処理の概念や理念についても解説する。
講義はコンピューター室で行う。 以下の一連の作業を通して、「情報(データ)」と「機器(パソコン、ソフト)」の活用法を学ぶ。
・データの表現方法を理解する 作表、作図
・表計算ソフトを有効に活用する シミュレーション、表計算、作図および図の修正
・解析結果を読み取り、ストーリーを作り、レポートにまとめる。
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教育課程内の位置づけ
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環境教育学科 専門教育科目 専門応用科目 3年 選択科目
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授業におけるアクティブな特徴
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特徴
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該当
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A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり
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B:課題解決型(PBL)連携なし
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C:討議(ディスカッション、ディベート等)
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D:グループワーク
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E:プレゼンテーション
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F:実習、フィールドワーク
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G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)
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H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)
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○
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I:反転授業
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J:外国語のみで行われる授業
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授業計画
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第1回
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ガイダンス:生態情報学
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第2回
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表計算ソフトの活用① 表の作成、基本
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第3回
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表計算ソフトの活用② 関数の活用と表の作成
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第4回
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表計算ソフトの活用③ 関数の活用とグラフ作成。ヒストグラムと散布図。
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第5回
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観察値の表し方: ヒストグラム。音無さくら緑地で見つかったサワガニの体サイズ分析。
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第6回
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観察値の表し方: 散布図と相関係数。
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第7回
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観察値の表し方:応用① 東京は温暖化しているか?気象庁のデータから。
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第8回
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観察値の表し方:応用② 温暖化しているのは、北半球か、南半球か?気象庁のデータから。
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第9回
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表計算入力フォーマットの作成 <地球に何人住めるか?>
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第10回
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指数関数の世界① 指数関数的な増加(世界人口)
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第11回
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指数関数の世界② 指数関数的な減少(イリオモテヤマネコの交通事故死)
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第12回
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推定と検定① (相関係数の有意性の検定)
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第13回
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推定と検定② (群比較:平均値の比較)
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第14回
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データ処理とレポート 研究結果をレポートにまとめる
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授業外学修 予習(事前学修)
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各授業
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予習を100分程度行ってください(次回講義の概要、重要ポイントを提示するので、調べて来るように)。
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[平均100分]
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授業外学修 復習(事後学修)
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各授業
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毎回の講義ごとに、復習を100分程度行ってください。配布ファイルや講義中に板書された内容のまとめ直しをして下さい。
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[平均100分]
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評価方法
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毎回授業での提出物(10件程度を予定)(80%)。最終レポート(20%)。
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教科書等
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教科書は指定しません。 毎回エクセルファイルおよびパワーポイントファイル等を配布します。
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課題に対するフィードバックの方法
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提出された課題について、次回講義で解説・講評を行います。
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その他
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授業担当者の実務経験の有無
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授業担当者の実務経験の内容
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ファイル
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