シラバス参照

授業科目名 地質土壌学 
単位数
授業形態 講義 
講義コード 3041 
授業担当者氏名

青木寿史(アオキ ヒサシ)




授業の
到達目標
(ディプロマポリシーとの関連)
 惑星としての地球の表層と土壌の成り立ちを理解し,地球環境や生命の変遷の因果関係を結びつけることができる。
 地球や土壌の環境,資源について,循環型社会やSDGs(持続可能な開発目標)の視点から考えることができる。
 自然災害のしくみと発生事例を地質的な見地から理解し,防災・減災に生かすことができる。  
授業概要
 地質学や土壌学は,固体地球表層の地層,岩石,化石,植生などを対象とし,地球の事象と歴史を扱う分野である。20世紀後半にプレートテクトニクス論が発展し,また,環境汚染や自然災害,食と環境の関わりがクローズアップされるにつれ,地球諸科学・天文学が融合して,地球の未来・人類の将来を見据えることが必要になった。いま求められる地質学や土壌学は,地球環境問題や循環型社会,持続可能な開発,大規模自然災害の解明に寄与していく科学である。
 本講では,地質学・土壌学を発展させ,固体地球科学を広い視野で扱うこととし,地史や土壌環境,資源,自然災害のしくみなどを,標本や模型,ICTを活用しながら解説していく。 
教育課程内の位置づけ 環境教育学科 専門教育科目 専門応用科目 3年 選択科目 
授業におけるアクティブな特徴
特徴 該当
A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり  
B:課題解決型(PBL)連携なし  
C:討議(ディスカッション、ディベート等)  
D:グループワーク  
E:プレゼンテーション  
F:実習、フィールドワーク  
G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)  
H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)   ○ 
I:反転授業  
J:外国語のみで行われる授業  
授業計画
第1回 惑星としての地球の表層(地球の内部構造) 
第2回 地下資源とその活用(鉱物,化石燃料) 
第3回 地球環境の変遷①(生命の視点から) 
第4回 地球環境の変遷②(大陸の視点から) 
第5回 土壌形成と物質循環(土壌炭素と地球温暖化) 
第6回 土壌環境と食糧生産(土壌の劣化と保全) 
第7回 地質土壌環境のまとめ①(基礎各論) 
第8回 風雨現象と地表への影響(不安定な大気) 
第9回 気象要因による土砂災害(岩石の風化) 
第10回 地震活動とプレート(プレート境界型地震と内陸型地震) 
第11回 地震の災害と予測(地形と地下構造による災害の特徴) 
第12回 火山活動とプレート(火山噴火による噴出物と火山分布) 
第13回 火山の災害と予測(災害と観光資源の関連) 
第14回 地質土壌環境のまとめ②(自然災害) 
授業外学修
予習(事前学修)
各授業    地学関連の科目(「環境地学」「海洋大気科学」など)の内容と関連する項目を,授業単元ごとに見直す。また,地球環境や土壌環境に関する新しい情報や,自然災害のニュースを意識して見聞きし,人間活動との関わりを考える。これらについて,ノートに記入する。 
[平均100分] 
授業外学修
復習(事後学修)
各授業    授業の内容を深めるため,関連する項目について教科書等を参考にしてノートに記入する。また,指示された課題を完成させ,提出する。 
[平均100分] 
評価方法
試験80%
提出物(課題)10%
平常点10% 
教科書等
『ニューステージ新地学図表』(浜島書店)2018年度版
(1年前期の「環境地学」で使ったテキストである。数年前までに発行されたものや2020年度版でもよいが,授業では2018年度版でページ指示する) 
課題に対するフィードバックの方法
提出された課題に対する講評や振り返りは,次の授業の中で行う。 
その他
色鉛筆(数色),定規があると便利である。
その他,授業中の課題作業に文房具が必要なときは,前の授業で連絡する。 
授業担当者の実務経験の有無
なし 
授業担当者の実務経験の内容
ファイル


PAGE TOP