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授業科目名 地学応用実験 
単位数
授業形態 実験・実習・実技 
講義コード 3043 
授業担当者氏名

青木寿史(アオキ ヒサシ)




授業の
到達目標
(ディプロマポリシーとの関連)
 時間と空間のスケールが極めて広い分野である地球宇宙科学について,実験をとおして地学現象を混乱なく理解・深化できる。
 地表に届く情報を用いて,手の届かない地球内部や高層大気,宇宙の現象を推定する手段を理解し,データ活用する力を養うことができる。
 応用的な実験を体得することで,基礎レベルの実験内容を指導できるようになる。 
授業概要
  地球宇宙科学の全般にわたる実験・観察・実習などを行い,地学特有の解析方法を体験的に扱っていく。そのために,手元にある情報から,過去の事実,遠方の状況,将来の推定を行う手段を解説する。
 実験・観察・実習は,その内容に応じて個人,またはグループで行う。その後,得られた情報を分析し,考察する。考察の過程においては,グループワークによる意見交換を行う場合もある。また,コンピュータを積極的に活用し,考察を進めていく。
 各項目でのレポート作成をし,地学に関するの講義の理解を定着・深化していく。 
教育課程内の位置づけ 環境教育学科 専門教育科目 専門応用科目 3年 選択科目 
授業におけるアクティブな特徴
特徴 該当
A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり  
B:課題解決型(PBL)連携なし  
C:討議(ディスカッション、ディベート等)  
D:グループワーク   ○ 
E:プレゼンテーション  
F:実習、フィールドワーク   ○ 
G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)  
H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)  
I:反転授業  
J:外国語のみで行われる授業  
授業計画
第1回 岩石密度による地殻の構造分析(地球の内部構造,火成岩密度の測定) 
第2回 日射量の測定と太陽エネルギー(太陽定数,日射量の測定) 
第3回 岩石の分類と火成岩の組織観察(岩石の分類と肉眼観察,火成岩薄片の顕微鏡観察) 
第4回 地球半径の測定(地球半径の算出法,距離の測定) 
第5回 【学外実習】石神井川の探訪/火山灰の分析(火山灰中の鉱物分析) 
第6回 地層の測定法と地質図作成(地層の測定法,地質図の原理と作図) 
第7回 地上天気図の作成と分析(気象通報からの地上天気図作成) 
第8回 地震の震源分布と震源推定(3点法による震源推定,震源分布の立体簡易模型作成) 
第9回 【学外実習】気象庁の見学 
第10回 気象現象の分析(大気中の水,フェーン現象の原理と分析) 
第11回 高さの測定と応用法(低高度の簡易測定) 
第12回 惑星の運行分析と軌道作図(惑星の運動に関する算出法,惑星の軌道作図) 
第13回 恒星の物理量と進化推定(恒星の物理量と進化,HR図作図,分光器作成) 
第14回 【学外実習】国立科学博物館の見学 
授業外学修
予習(事前学修)
各授業   実験に関連する項目について,これまでの講義から見いだして,レポート用紙に書き出す。 
[平均20分] 
授業外学修
復習(事後学修)
各授業   実験のまとめや考察,文献調査を行い,課題レポートを指定された期限までに作成して提出する。レポート作成にあたっては,コンピュータを積極的に活用する。 
[平均80分] 
評価方法
レポート 70%
実験・考察等に臨む態度 30% 
教科書等
『ニューステージ新地学図表』(浜島書店)2018年度版
(1年前期「環境地学」,3年前期「地質土壌学」で使ったテキストである。数年前までに発行されたものや2020年度版でもよいが,授業では2018年度版でページ指示する) 
課題に対するフィードバックの方法
提出された実験課題に対する講評や振り返りは,次の授業の中で行う。 
その他
天候や実験器具等の都合で,授業の順序を変えることがある。 
授業担当者の実務経験の有無
なし 
授業担当者の実務経験の内容
ファイル


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