授業の 到達目標 (ディプロマポリシーとの関連)
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知識: コンピュータの構造や動きの仕組みを理解して身近な生活でコンピュータが活用でき、問題の解決には必要な手順があることやその解決手順を記述することができる。 技能: 自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていくことができる。 態度: 身に付けたプログラミング能力に基づき、論理的思考で物事を考え、問題の解決を図り、よりよい人生や社会づくりに生かすことができる。
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授業概要
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今日、自動車や家電などでコンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されて身近なものとして私たちの生活を便利で豊かなものにしている。私たちの生活環境においてコンピュータなどの情報機器やサービスとそれによってもたらされる情報とを適切に選択・活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来しつつある。コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、子供たちの教育にとって極めて重要なこととなっている。教育の現場でも、2020年の学習指導要領から小学校においてもプログラミング教育が義務付けられるなど、小-中・高すべての学校教育を通してプログラミング教育が導入されることになった。 コンピュータは人が命令を与えることによって動作する。この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」である。この授業では、まずコンピュータの仕組みとプログラムについて紹介し、プログラミング教育のねらいとは何かについて考察する。次にプログラミングを体験するために、小学生でも理解できるように教育用として開発され、多くの学校で採用されると予想されるビジュアル型プログラミング言語Scratchを使って簡単なゲームプログラミングを体験する。この言語は、業務用プログラム言語とは異なり、文字で記述するのではなく、ツールボックスからモジュールをドラックアンドドロップでモジュールを接続していくやり方でプログラムし、楽しみながら目的のアプリを作成していく。プログラミングは難しいものではなく、むしろ面白いものだということを実感する。この体験で、意味が分かりにくい条件分岐、繰り返し、座標、関数については、課題をこなしながらプログラミングの考え方を学ぶ。 また、科目「データネットワーク演習」では、本授業で学んだプログラミング力を生かして具体的なWebプログラムの作成を行う。
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教育課程内の位置づけ
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環境教育学科 専門教育科目 専門応用科目 4年 選択科目
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授業におけるアクティブな特徴
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特徴
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該当
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A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり
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B:課題解決型(PBL)連携なし
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〇
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C:討議(ディスカッション、ディベート等)
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D:グループワーク
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E:プレゼンテーション
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〇
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F:実習、フィールドワーク
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〇
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G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)
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H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)
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〇
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I:反転授業
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J:外国語のみで行われる授業
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授業計画
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第1回
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プログラミングとは何か、プログラミング教育とは、プログラミング言語Scratch
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第2回
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コンピュータの仕組み、プログラムの構造、Scratchのインストール
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第3回
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猫歩き:画像の扱い方、繰り返し(連続)の構造
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第4回
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オリジナル楽器:音の出し方、ブロックの構造
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第5回
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自動運転車:回転の仕方、条件分岐の構造
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第6回
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迷路ゲーム(1):動きの制御、座標による制御構造
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第7回
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迷路ゲーム(2):複数のスプライト制御、座標の応用
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第8回
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モグラたたき:変数の使い方、マウスとの連動
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第9回
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オート紙芝居:メッセージ機能
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第10回
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シューティングゲーム・並列処理、キーボードとの連動
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第11回
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電子スノードーム:論理演算、ランダム数の生成
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第12回
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クイズできるもん:リスト(配列)、複雑な論理演算、ランダムな選択
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第13回
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幾何学模様:関数、数式との連動、図形の描画
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第14回
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まとめと総合演習
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授業外学修 予習(事前学修)
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各授業
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あらかじめテキストを読み通し、演習課題を行っておく。
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[平均 60分]
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授業外学修 復習(事後学修)
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各授業
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配布資料、Web教材を使用した授業内容の復習。
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[平均 60分]
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評価方法
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各項目スキル課題(40%)、課題提出物・授業への取組態度(60%)
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教科書等
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できるキッズ子供と学ぶScratchプログラミング入門(インプレス社)
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課題に対するフィードバックの方法
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作成した課題ファイルを各自の提出用フォルダに提出する。
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その他
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授業担当者の実務経験の有無
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授業担当者の実務経験の内容
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企業・専門学校においてプログラム開発とプログラミング教育に従事(約30年)
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ファイル
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