シラバス参照

授業科目名 西洋服飾文化史 
単位数
授業形態 講義 
講義コード 2247 
授業担当者氏名

沢尾絵(サワオ カイ)




授業の
到達目標
(ディプロマポリシーとの関連)
1.西洋の服飾文化の変遷を時代ごとの社会・文化的背景とともに理解できる。(DP2・DP3)
2.各時代の服飾文化の特徴を、歴史的資料をもとに捉えることができる。(DP2・DP3・DP6)

3.服飾史の学びを、服飾の新たな時代を担うための基礎的な知識として位置付け、活用する意識を持つ。(DP4・DP5・DP6・DP8) 
授業概要
 服飾ーファッションーは、その時代を生きる人々の社会・文化的背景を映す鏡であり、その思想を表現するツールでもある。人々はその時に考え得る最高の装いを選択し、身に纏ってきた。特に西洋の服飾史は、近代以降に日本に取り込まれた洋装、現代の洋服へとつながってきた。そのような視点から、西洋服飾文化史の学びを服飾の今を考えるための基礎作りと位置づけ、形の変遷、文化や社会のあり方とともに論じていく。 
教育課程内の位置づけ 服飾美術学科 専門教育科目 服飾文化 2年 必修科目 
授業におけるアクティブな特徴
特徴 該当
A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり  
B:課題解決型(PBL)連携なし  
C:討議(ディスカッション、ディベート等)  
D:グループワーク  
E:プレゼンテーション  
F:実習、フィールドワーク  
G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)  
H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)   〇 
I:反転授業  
J:外国語のみで行われる授業  
K:オープンな教育リソース(JMOOC・edX・Coursera等)を利用した授業    
対面授業/メディア授業
この科目の実施形態(対面授業かメディア授業か)は以下の通りとなります。
対面授業    
メディア授業
(オンデマンド配信)  
〇 
メディア授業
(リアルタイム配信)  
 
実施概要   原則として、音声付パワーポイントを用いた講義動画による授業とし、毎回の受講確認小テストにより出席状況を確認する。初回に試験も含む詳細について説明を行う。 
※新型コロナウイルス感染症の状況により、変更となる可能性があります。変更の場合はmanaba等で連絡します。  
授業計画
第1回 受講方法・授業の概要と評価の説明
イントロダクションー時代区分 
第2回 古代エジプトの服飾 
第3回 古代メソポタミアの服飾 
第4回 古代ギリシャ・ローマの服飾 
第5回 中世Ⅰ(5~10世紀)の服飾 
第6回 中世Ⅱ(11~15世紀)の服飾 
第7回 ここまでのまとめ 
第8回 近世Ⅰ(16世紀:ルネサンス期)の服飾① 
第9回 近世Ⅰ(16世紀:ルネサンス期)の服飾② 
第10回 近世Ⅱ(17世紀:バロック期)の服飾 
第11回 近世Ⅲ(18世紀:ロココ期)の服飾 
第12回 近世Ⅲ 革命期の服飾 
第13回 近代:19世紀  新古典主義時代 
第14回 全体のまとめ 
授業外学修
予習(事前学修)
各授業   ヨーロッパ史の概略を、高校の教科書などで確認しておく。 
[平均20分] 
授業外学修
復習(事後学修)
各授業   授業後は、オンデマンド視聴中に書ききれなかった部分を補いノートを完成させる。にテキストの指定箇所を熟読し、配布プリント、ノートの整理を行いながら復習する。
疑問点は次週までに解決する。配布資料の服飾について、説明ができるかどうか確認する。
配布資料以外に、図書館などで関連の美術全集等を見る習慣をつける。 
[平均180分] 
評価方法
受講確認小テスト(約25%)
2回の試験と小課題(約75%)
※試験や小課題においてインターネットの検索・転用を行って回答した場合は不正事項とみなし、少なくとも当該試験は無効となるの注意すること(履修便覧:学則参照) 
教科書等
深井晃子監修『世界服飾史』美術出版社(開講までに各自準備する。授業で頻繁に使用するため必須です。詳細については開講前にmanabaコースニュースで周知するので早めに確認すること)
プリントはmanabaを通じて配布予定。 
課題に対するフィードバックの方法
受講確認小テストは、締切時に正解を発表するので復習の指標として頂きたい。
試験や小課題に関しては、必要に応じてコメントすることがある。 
その他
・著作権等の観点から、授業パワーポイントをpdfなどでそのまま配布することは行わないが、動画の公開期間を長めに設定するので十分に活用しましょう。
・この授業専用の講義ノートを準備すること。授業時間と復習時間を利用して、自分だけのノートを完成することが第一と位置づけ、良いノート作りに専念してください。
・授業は上記シラバスの順で進めますが、時間・内容(量)などの状況により、続きを次週に持ち越すことがあります。
・文化史の学修は、多くの資料を見て、そこから何を読み取っていけるのか、という理解の積み重ねが必要となるため、扱う内容は必然的に多くなることを前提に臨んでください。 
授業担当者の実務経験の有無
実務経験あり 
「授業担当者の実務経験の内容」および「実務経験を活かした授業内容」
中学校・高等学校 家庭科教員
これまで学んだ経験のある西洋の歴史と服飾の歴史を重ねて捉え直すことで、新しい歴史の側面を学びながら西洋服飾を理解する。情報量の多い講義だが、パワーポイント、プリントをそれぞれ独立した教材ではなく、これらを相互に結び付けて利用する工夫を行い、体系的に学んでいく。
特に、衣服の形の変遷に注目し、現代の衣服の形にどのようにつながっていくのかを意識できるようにする。 
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