シラバス参照

授業科目名 ファッション販売論 
単位数
授業形態 講義 
講義コード 2268 
授業担当者氏名

芝岡弘美(シバオカ ヒロミ)




授業の
到達目標
(ディプロマポリシーとの関連)
1.アパレル業界におけるプロ販売員の役割・心構えマナーが習得できる。(DP1)
2.接客技術(待機・アプローチ~クロージング・お見送り)の基本が理解できる。(DP1)
3.販売業務の基礎知識が理解できる。(DP1)
4.接客サービスの根幹であるコミュニケーションを身に付けることができる。(DP1・DP5)
5.販売員を取り巻く環境を理解できる。(DP1・DP7) 
授業概要
 販売は決して売るだけの行為ではなく、お客様を心からおもてなしし、商品と共に喜びを持ち帰っていただく仕事である事を根底に授業を進める。
 販売員である前に、一人の社会人としての自覚を持つために、ビジネスマナーや販売員としての基本マナーについて指導し、卒業までに習得できるよう、トレーニング方法を体験する。またお客様の視点から「理想とする販売員像」をテーマに個々で考え(またはディスカッション・発表・検証)をし、プロ販売員としての役割を自ら考察・認識できるようにする。
 接客販売においては、お客様の迎え入れからお見送りまでの流れを、事例を挙げながら解説し、知識として理解した上で、実技トレーニングやお客様役と販売員役になりロールプレイングすることで、お客様の心理を知ると共に、販売員の応対を習得していく。特に接客販売の講義・ロールプレイングを進める中で、販売員にはコミュニケーション能力(傾聴力)が重要であるということを体感し、ディスカッションでコミュニケーション能力をさらに身に付けていく。 
教育課程内の位置づけ 服飾美術学科 専門教育科目 流通・消費 2年 選択科目 
授業におけるアクティブな特徴
特徴 該当
A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり  
B:課題解決型(PBL)連携なし  
C:討議(ディスカッション、ディベート等)   〇  
D:グループワーク   〇 
E:プレゼンテーション  
F:実習、フィールドワーク   〇 
G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)  
H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)   〇 
I:反転授業   ‐ 
J:外国語のみで行われる授業  
K:オープンな教育リソース(JMOOC・edX・Coursera等)を利用した授業    
対面授業/メディア授業
この科目の実施形態(対面授業かメディア授業か)は以下の通りとなります。
対面授業   〇 
メディア授業
(オンデマンド配信)  
〇  
メディア授業
(リアルタイム配信)  
 
実施概要   【オンデマンド配信】が原則
原則としてmeetやWebexを使用した録画を用いたオンデマンド配信による授業です。
第4回と第12回は、販売マナー(挨拶・お辞儀など)、接客技術(レジ応対・ロールプレイングなど)を対面授業で行います。 
※新型コロナウイルス感染症の状況により、変更となる可能性があります。変更の場合はmanaba等で連絡します。  
授業計画
第1回 ・オリエンテーション(授業内容、成績、提出物についての説明)
・「理想とする販売員像」について、お客様目線から意見を書き出し、まとめ、レポート作成
(可能であれば、グループディスカッションで行う) 
第2回 ・販売員の役割と求められる知識・技術・能力
・販売員を取り巻く環境① ファッション小売企業の組織と職務
・販売員を取り巻く環境② ファッション販売とは
※各自プリントに記入 
第3回 ・販売員を取り巻く環境③ ファッション小売企業の経営戦略
・販売員の仕事① 一日の業務
※各自プリントに記入 
第4回 【対面授業】・販売員の基本マナー①
1)5つのマナーの理解 第一印象(身だしなみ)
2)5つのマナーの理解とトレーニング コミュニケーション能力(挨拶、お辞儀、笑顔)
3)5つのマナーの理解とトレーニング (態度)
※ペアでのロールプレイング 
第5回 ・販売員の基本マナー② 言葉遣い・敬語
・販売員の仕事② 電話応対
※各自課題取り組み 
第6回 ・販売員を取り巻く環境④ ファッションビジネスの仕組み(ターゲット・商品・仕入れ)
・復習小テスト (前半分) 
第7回 ・販売員を取り巻く環境⑤ 
1)ファッション小売企業の経営戦略 ブランドとショップコンセプト
2)小売業とマーケティング 販売員・ターゲットリサーチの説明、レポート提出
※各自manabaにて提出 
第8回 ・接客知識①購買心理の8段階
・接客技術①待機
・接客技術②アプローチ 
第9回 ・接客技術③ニーズの把握
・接客技術④会話技術(話し方、聴き方) 
第10回 ・接客技術⑤商品提示
・接客技術⑥商品提案(セールスポイントとセールストーク)
※個人課題・提出 
第11回 ・接客技術⑦フィッティング販売
・接客技術⑧応酬話法とクロージング
※例題を解き提出 
第12回 【対面授業】・接客技術⑨レジ接客
・接客技術⑩お見送り
・待機~お見送りまでのロールプレイング
※ペアでのロールプレイング 
第13回 ・クレーム対応(クレームの発生要因と対応法・予防法)と心構え
・復習小テスト (後半) 
第14回 ・販売員を取り巻く環境⑥ ファッションビジネス小売業の課題と展望
・販売員のあり方と社会人としての心構え (まとめ)
※各自レポート作成・提出 
授業外学修
予習(事前学修)
各授業   次回の講義に備え、前回のノート・プリントの整理と復習をしておく。 
[平均30分] 
授業外学修
復習(事後学修)
各授業   各回の課題を期限内に提出。
学んだことからテーマを決め実店舗リサーチやスタッフスタイリングなどを「客」としての視点で販売スタッフを考察する。リサーチした内容から疑問点があれば質問の準備し、最終レポートのための情報収集をしておく。 
[平均120分] 
評価方法
①受講姿勢40%(販売員に求められる傾聴力、共感を持って積極的に聴く姿勢を、復習小テスト・提出課題の状況などから評価する)
②参加姿勢20%(販売員に求められる表現力。実技やロールプレイング、課題作成の参加態度で意欲を評価、接客販売に関する新鮮な提案・建設的な意見も評価する)
③レポート20%(販売員・ターゲットリサーチ、スタッフスタイリング・オンライン接客の体験レポート、授業まとめレポートなど)
④小テスト20%(計2回のテスト)
①~④の合計60%以上を合格とする。ただし、レポートとテストの未提出がないものとする(「秀」は未提出物が1つもないという事が必須) 
教科書等
・カリキュラムに沿った講師作成のプリントを配布する。また講義内容に沿って参考となる書物を適宜紹介する。 
課題に対するフィードバックの方法
課題は、後半まとめ小テスト前にチェックしmanaba等で返信、またはコメントにてフィードバックをする。
小テストとリサーチレポートに関しては返却はせず、最終授業時に全体に向けフィードバックを行う。 
その他
講義の内容を、積極的にメモを取るように心掛ける。社会人は、メモを取るという行動は、当たり前の行動となることを意識する。 
授業担当者の実務経験の有無
実務経験あり 
「授業担当者の実務経験の内容」および「実務経験を活かした授業内容」
現ファッション販売のコンサルタントとしての経験、さらに現役ファッション販売員としての経験に基づいて、ファッション販売について解説していく。 
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