シラバス参照

授業科目名 服飾造形Ⅲ 
単位数
授業形態 実験・実習・実技 
講義コード 2330 
授業担当者氏名

田中早苗(タナカ サナエ)




授業の
到達目標
(ディプロマポリシーとの関連)
1.基本的な総裏付きジャケットの製作を通して、より専門的な製作技術が習得できる(DP4)。
2.厚みのある素材のためのパターン展開、美しいシルエットを表現するための副資材使用、蒸気アイロンの多用など、重衣料と呼ばれる服種ならではのテクニックが習得できる(DP6)。 
授業概要
初めて作るジャケットとして、無地の中肉ウールを用い、最も基本的なデザインを手掛ける。
各種ジャケットのデザインや名称について知識を深め、2枚袖・衿や見返しのしくみ、裏地のパターン展開と、合理的な縫製方法について学ぶ。
厚みのある素材の扱い方、アイロンワークによるくせとり方法、接着芯などの副資材の選定方法、体形に合わせたシルエット作り、プレス機を使用した接着方法など、重衣料の基本的な知識と製作技術を修得するとともに、より専門的な応用力を養う。 
教育課程内の位置づけ 服飾美術学科 専門教育科目 服飾造形 3年 選択科目 
授業におけるアクティブな特徴
特徴 該当
A:課題解決型学習(PBL)企業、自治体等との連携あり    
B:課題解決型(PBL)連携なし    
C:討議(ディスカッション、ディベート等)    
D:グループワーク    
E:プレゼンテーション   〇 
F:実習、フィールドワーク   〇 
G:双方向授業(ICT活用なし:対話型、リアクションペーパー等)   〇 
H:双方向授業(ICT活用あり:クリッカー、manaba等)   〇 
I:反転授業    
J:外国語のみで行われる授業    
K:オープンな教育リソース(JMOOC・edX・Coursera等)を利用した授業    
対面授業/メディア授業
この科目の実施形態(対面授業かメディア授業か)は以下の通りとなります。
対面授業   〇 
メディア授業
(オンデマンド配信)  
 
メディア授業
(リアルタイム配信)  
〇 
実施概要   対面授業とメディア授業を交互に行ないます。 
※新型コロナウイルス感染症の状況により、変更となる可能性があります。変更の場合はmanaba等で連絡します。  
授業計画
第1回 ジャケット製作の流れと使用素材に関するガイダンス
各自の採寸
各種ジャケットの製図(縮尺および実物大)
各自のジャケットのシーチングによる仮縫い準備
ポケット部分縫い説明と実習 
第2回 各自ジャケットのシーチングによる仮縫い実習・補正・パターン修正実習
ポケット部分縫い説明と実習
表地の地直し説明とデモンストレーション 
第3回 各自ジャケットのシーチングによる仮縫い実習・補正・パターン修正実習
ポケットの部分縫いの提出
表地の地直し 
第4回 プレス機の使用方法の説明
前身頃の本布粗裁ちと芯地の接着 後ろ身頃の本布裁断 
第5回 衿・二枚袖のドラフティング
本縫い準備
身頃表地の本裁断としるしつけ 
第6回 本縫い実習
前身頃と細腹本縫い・ポケット付け 
第7回 衿・見返し・裏地のパターン展開・裁断
袖・衿の裁断 
第8回 本縫い実習
二枚袖作り(袖口始末を含む)・袖付け・中間仮縫い 
第9回 本縫い実習
袖の裏地の裁断 
第10回 本縫い実習 
裏地の縫製 
第11回 本縫い実習
衿ぐり始末あるいは衿付け、中とじ、裾始末の説明  
第12回 本縫い実習
裄わたと肩パッドつけ 
第13回 本縫い実習
まとめ作業・ボタンホール・ボタン付け・仕上げ 
第14回 作品提出・記録簿提出
着装発表 
授業外学修
予習(事前学修)
各授業   教科書を熟読し、予習しておくこと。 
[平均20分] 
授業外学修
復習(事後学修)
各授業   授業で学んだ縫製方法を復習すると共に、授業内に終わらなかった作業を行ない、授業の遅れを取り戻すこと。 
[平均80分] 
評価方法
提出物(パターン・部分縫い・ジャケット)を70%、平常点(取り組みの姿勢・意欲)を30%として、総合的に評価する。 
教科書等
プリント配布
文化ファッション体系 ファッション流通講座⑥ コーディネートテクニック アパレル編Ⅱ(商品構成)
教材は各自で用意 
課題に対するフィードバックの方法
提出した部分縫い・作品に対する講評をし、必要に応じて解説を行う。 
その他
初回の授業は、ガイダンスだけでなく、部分縫いを含めて盛りだくさんの内容なので、必ず出席すること。ジャケット製作は完成までに長時間を要するので、全回出席を前提として授業を進行する。やむを得ない理由で欠席したときには、次の授業までに遅れを取り戻すこと。

進度により、日程および内容を変更する場合もある。

市場調査や雑誌等で情報収集を行なう。
展示会や美術館等の見学で視野を広げる。 
授業担当者の実務経験の有無
無 
「授業担当者の実務経験の内容」および「実務経験を活かした授業内容」
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